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コスト削減のご提案

2023.08.10
木材焚温水暖房機
コスト削減
ボイラーのランニングコストで気になるのは、燃料消費量です。

近年の円高、円安の影響を受けて、灯油や重油の燃料代の価格が激しく変動しており、オーナーさんにとっては頭を抱える材料でしょう。
安定的な燃料確保が望まれておりますが、実際に燃料の違いによってどのくらいの経費の差が生じるのでしょうか。 実際にかかる使用量と燃料費等の情報を表にいたしました。

下記を参考に、次なるボイラーの目安にしてみてください。

燃料別ランニングコスト比較表【例:1年間に100kℓのA重油燃料を焚いた場合】
No. 燃料 発熱量 使用量 総発熱量(100万kcal) 単価(円) 燃料費(千円) 比較(%)
1 木材(間伐材) 2,870kcal/kg 302,100kg 867 9/kg 2,719 30
2 再生油 100kℓ 302,100kg 867 50/ℓ 5,000 56
3 木材チップ 2,250kcal/kg 385,333kg 870 15/kg 5,780 64
4 木材(間伐材)+ A重油 2,870kcal/kg | 8,670kcal/ℓ 151,050kℓ | 50kℓ 434 9/kg | 90/ℓ 1,359 | 4,500 65
5 ヒートポンプ(電気)
+ A重油
860kcal/kW 電気152,750kW×3.3(COP) 434 20/kW 3,055 84
8,670kcal/ℓ A重油50kℓ 434 90/ℓ 4,500
6 木質ペレット 4,000kcal/ℓ 216,750kg 867 35/kg 7,586 84
7 A重油 8,670kcal/ℓ 100kℓ 867 90/ℓ 9,000 100
8 ガス(LPG) 22,000kcal/Nm3 39,090m3 860 259/m3 10,124 112
9 ガス(13A) 99,500kcal/Nm3 86,432m3 860 207/m3 17,891 119
※1 ガス代は当社が利用している価格です。
但し、ガス燃料費は年間使用量に依り変動がありますのでご注意ください。
※2 ヒートポンプは電気基本料は反映しておりません。
※3 電気代は当社が利用している価格です。
※4 ボイラーの稼働にかかる電気代は含んでおりません。


概算費用の算出について
木材焚温水暖房機は重油焚ボイラーに比べイニシャルコストは高くなりますが、燃費費コストが大幅にダウンとなります。
逆にペレットボイラーに比べイニシャルコスト・ランニングコスト共に安価に出来ます。

しかし木材焚温水暖房機は、イニシャルコストが高価なため導入する際に利用できる助成制度が設けられています。
このような助成制度を活用し、初期費用を抑えることが出来ます。
概算費用の算出について